従業員マスタの構築概要と設計図

従業員マスタは、氏名・所属・権限・ログイン情報など、システム全体の基盤となるデータを管理するマスタです。権限管理やログイン認証の起点となるため、管理者のみがアクセスできる設計にしています。このページでは全体構成と各機能への入口をまとめています。


従業員マスタで管理するデータ

従業員マスタが扱うデータの範囲です。

管理データ 内容
基本情報 氏名・フリガナ・略称・所属部署・役職・連絡先・住所など
認証・権限 ログインパスワード・権限レベル
雇用情報 雇用区分・入社日・退職日・年間有休日数
有休管理 有休データは従業員コードに紐付いて保管されます
欠勤管理 欠勤記録・備考テキスト

従業員マスタのテーブル構成

従業員マスタを構成するテーブルは以下の通りです。勤怠管理系のテーブルは従業員コードで紐付いていますが、詳細は勤怠管理のページで解説します。

テーブル名 役割
T01従業員M 基本情報・権限・パスワードを保持するメインテーブル
T02従業員所属部署 所属工場・部署の分類データを保持

従業員マスタの機能一覧

一覧画面から対象者を選択して新規登録・編集へと展開する構成です。

従業員リスト

機能 概要
従業員一覧・検索 在籍者・退職者の切り替え表示と従業員検索
新規登録 従業員情報の新規追加
編集 登録済みデータの変更・更新
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新規登録画面

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編集画面

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従業員マスタの設計の共通ルール

このマスタに限らず、システム全体で共通して採用している設計ルールです。画面の作り方・データの扱い方・操作の制御方法を統一することで、後から見ても・引き継いでも迷わない構造を目指しています。

ルール 内容
非連結フォーム フォームにテーブルを直接紐付けない。クエリ経由で安全にデータを読み書きする
一覧画面は閲覧専用 リストから直接データを書き換えない。編集は必ず専用フォームで行う
入力チェック優先 登録・更新ボタン押下時にマクロで未入力・重複をチェックしてからクエリを実行する
マクロのみで制御 すべてのボタン操作はAccessのマクロ機能のみで制御する
管理者限定アクセス ログイン時の権限チェックにより管理者のみがアクセスできる

まとめ

従業員マスタはシステム全体の起点となるデータを一元管理する基盤です。非連結フォームとクエリの組み合わせによりデータの整合性を保ちながら、マクロだけで登録・更新・削除の一連の操作を制御しています。各機能の詳細な設計と操作の流れは上記リンクの各投稿ページで解説しています。

 

 

本サイトではマクロを用いた構築手順を中心に紹介していますが、決してマクロを唯一の正解として推奨しているわけではありません。VBAが扱える環境であれば、より多彩で柔軟なプログラムが組めるVBAでの構築をむしろ推奨したいと考えています。

ここでマクロという選択肢を提示しているのは、VBAにハードルを感じている方への「もう一つの入り口」として、また将来的な後継者への引き継ぎ負荷を抑えるという実務上のメリットを考慮してのことです。設計の考え方の一つとして、状況に合わせて活用してください。