Microsoft Accessを活用し、現場の最前線でアップデートを重ねてきた実際の販売・管理システム
※登場する会社名・人物名・製品名などのデータはAIで作成したサンプルデータで実際には存在しません
VBA不要!Accessマクロだけで構築する 販売・生産管理システム
メインメニュー
当サイトでは、一般的なAccessの教本にあるような基礎的な操作手順はあえて割愛しています。重視しているのは、実務において最も重要な「誤操作・誤入力をいかに回避し、使い勝手の良いシステムを作るか」という設計の考え方と、地味に便利な機能を実装した実働しているシステムを紹介しています。
最大の特徴は、複雑なコードを一から記述するVBAとは異なり、Accessマクロは**専用メニューから必要な命令を選んで配置していく「視覚的な操作」**が中心です。普段のAccess操作の延長線上で構築できるため理解しやすく、万が一の際も後継者がスムーズに構造を把握し、メンテナンスを引き継げる環境を最優先しています。
導入モデル企業のプロフィール
本システムは、以下のような「現場特有の複雑さ」を抱える製造業の実態に合わせて設計・最適化されています。
1. 事業形態と現場の特性
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業種: ゴム製品製造および付加価値加工(二次加工・組立)
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工程: 自社工場での製造に加え、**「内職・外注管理」**が介在する多層構造
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規模: 従業員数 80名前後(事務部門 10名 / 製造・現場部門 70名)
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ITスキル: Excelを駆使する事務方から、最小限の入力で業務を終えたい現場作業員まで、幅広い層が利用
2. システム刷新の背景と課題
以前のシステムでは解決できなかった「製造業のリアルな悩み」を、Accessによる独自設計で解決しました。
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Excel管理の限界: 膨大なデータ量により、Excelでは動作や共有が不安定になっていた
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材料在庫の不一致: 完成品管理はできても、複雑な「材料在庫」の正確な把握が困難だった
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予定と実績の乖離: 以前はシステム外(手書き・別表)だった「生産管理」をシステム内に統合
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パッケージの不適合: 既製品のソフトでは、社内独自の細かな運用ルールや「現場の使い勝手」を再現できなかった
3. 設計思想:現場出身者による「現場至上主義」
開発を主導した管理者が現場出身であるからこそ実現できた、徹底的な実戦仕様です。
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事務作業の極小化: 現場には「時短」が求められており、日報入力などの事務負担を極限まで簡素化
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リアルタイム性の追求: 材料調達の遅れを防ぐための受発注管理と、次工程へ繋げるための迅速な進捗収集
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「地味に便利」の具現化: 現場の物理的な動きとデータの流れを完全に一致させ、迷わず・間違えずに入力できるインターフェースを構築
システム稼働環境
本システムが実際に稼働し、現場を支え続けているインフラ環境を公開します。
大規模な投資をせずとも、Accessの標準機能と適切な設計で、20台規模の安定運用は十分に可能です。
1. ソフトウェア・運用構成
現場のコストを抑えつつ、保守性を高める「分割運用」を採用しています。
| 項目 | 実装内容 |
| プラットフォーム | Microsoft 365 (64bit) |
| 運用形態 | フロントエンド・バックエンド分割運用 |
| クライアント環境 | 管理者以外は Access Runtime を使用(ライセンスコスト削減) |
| データ管理 | SQL Server不使用 / 社内LAN(データサーバー)に格納 |
2. ハードウェア・負荷状況
システムの刷新に合わせ、現在は最新のWindows 11環境でストレスのないレスポンスを実現しています。
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クライアントPC: Windows 11 / メモリ 16GB(以前は8GB混在でも稼働実績あり)
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同時接続規模: 最大24台(常時15〜18台がフル稼働)
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データ蓄積量: 約800MB(過去8〜10年分の膨大な履歴を蓄積)
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日次処理量: 外部入出力 約100件 / 内部日報登録 約200件
3. 地味に便利な「実戦機能」
単なる入力ソフトに留まらない、現場のルーチンを自動化する仕組みを搭載しています。
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外部連携: 顧客からの受注データを自動インポートし、手入力を排除。
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データ活用: 蓄積したデータをExcel形式で一括出力し、社内分析に二次利用。
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帳票出力: 現場専用用紙への精密印字。
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将来性: 帳票へのバーコード・QRコード印字機能を標準搭載(スキャン運用への拡張性あり)。
システムの全体像(機能マップ)
本システムは、一つの入口からすべての業務へアクセスできる「コックピット」スタイルを採用しています。
7つの機能エリア
メインメニューのエリアごとに、以下の役割を持たせています。
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商流・物流管理: 受注から売上、仕入、在庫までの一連の流れ。
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製造現場管理: 成形・加工・印刷など、現場の実績入力。
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品質・外注管理: 検品記録や内職(外注)の進捗管理。
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マスタ・データ管理: 従業員や製品の基本情報。
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勤怠管理: 出退勤や人員配置の管理。
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チーム情報共有: リアルタイムなToDoリスト。
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システム操作: 終了処理やデータベースの最適化。
各機能の解説記事(ここからスタート)
まずは、システムの心臓部であり、セキュリティの要となる「④マスタ管理」から解説をスタートします。
最後にシステムにログインする際のセキュリティ設定について解説します。
④マスタ・データ管理
マスタ管理
| ボタン | 機能 |
| 製品マスタ | |
| 取引先マスタ | |
| 従業員マスタ | 管理者認証(パスワード)を経て、一覧リストから各従業員の新規登録・編集・削除を安全に行う機能 |
| 資材マスタ | |
| 配合表マスタ | |
| 仕入先製品マスタ | |
| 金型マスタ |
データ集計
| ボタン | 機能 |
| 蓄積データ集計 |
➀商流・物流管理
受注管理
| ボタン | 機能 |
| 新規受注登録 | |
| 受注照会 | |
| 客先納期回答 | |
| 分納伝票発行 |
売上検収管理
| ボタン | 機能 |
| 新規売上登録 | |
| 売上照会・請求書発行 |
仕入検収管理
| ボタン | 機能 |
| 仕入検収登録 | |
| 仕入先別請求書照会 |
在庫管理
| ボタン | 機能 |
| 製品在庫更新 | |
| シート在庫更新 | |
| 資材在庫更新 |
資材管理
| ボタン | 機能 |
| 新規発注登録 | |
| 資材発注照会 | |
| 受入登録 | |
| 資材納期管理登録 | |
| 資材納期回答日付照会 |
②製造現場管理
成形課
| ボタン | 機能 |
| 仕入先発注 | |
| 自動発注数量調整 | |
| 仕入先発注照会 | |
| 受入登録 | |
| 成形作業日報登録 | |
| 成形日報照会 | |
| 成形業務日報登録 | |
| 成形業務日報照会 | |
| 金型入出庫管理 | |
| Oリング金型管理 |
加工課
| ボタン | 機能 |
| 仕入先発注 | |
| 仕入期発注照会 | |
| 受入検査 | |
| 生産計画 | |
| 生産計画照会 | |
| 生産計画日付照会 | |
| 作業日報登録 | |
| 加工日報照会 | |
| 抜き型管理 |
印刷課
| ボタン | 機能 |
| 仕入先発注 | |
| 仕入先発注照会 | |
| 受入登録 | |
| 生産計画登録 | |
| 生産計画照会 | |
| 生産計画日付照会 | |
| 作業日報登録 | |
| 作業日報照会 |
ロール管理
| ボタン | 機能 |
| 新規登録 | |
| 自動発注重量調整 | |
| 発注データ照会 | |
| 注残配合量 | |
| ロール計画登録 | |
| ロール計画照会 | |
| ロール計画日付照会 | |
| ロール作業日報登録 | |
| ロール作業日報照会 | |
| 端材管理 |
生産管理
| ボタン | 機能 |
| 生産計画登録 | |
| 在庫出荷納期登録 | |
| 生産計画照会 | |
| 生産計画日付照会 | |
| 外注納期管理登録 | |
| 外注納期管理照会 | |
| フォーキャスト引当管理 |
③品質・外注管理
品質管理課
| ボタン | 機能 |
| 検査履歴登録 | |
| 検査履歴照会 | |
| 全数検査記録登録 | |
| 全数検査照会 |
内職管理
| ボタン | 機能 |
| 納品登録 | |
| 納品照会・支払管理 | |
| 内職単価管理 | |
| 内職者名簿管理 | |
| 内職管理カード発行 |
⑤勤怠管理
勤怠管理
| ボタン | 機能 |
| 有休・欠勤取得管理 | |
| 出退勤・残業登録 | |
| タイムカード管理 |
⑥チーム情報共有(ToDo)
ToDoリスト
| ボタン | 機能 |
| ToDoリスト |
ログイン時のセキュリティ設定
当ホームページの「見方のルール」
Accessでのシステム構築をスムーズに進めていただくためのルールです。
(ここに、THE THORの「スマートリスト(チェックマーク付き)」を使用)
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画像で場所を確認: 設定画面のスクショで「どこを触るか」を直感的に把握。
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テキストをコピペ: マクロの構文やクエリの式は、コピーして自分のAccessに貼り付け可能。
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ロジックの継承: メンテナンス性を考え、VBAは使わずマクロでの作り方を徹底解説。
[THE THOR:スタイル>ボックス>サブタイトル付きボックス(サブタイトル:VBAを使える方へ)]
当サイトでは引き継ぎを考慮しマクロで構築していますが、プログラミングができる方は、拡張性や処理速度の面で有利なVBAで作成することを推奨します。マクロの実装例をシステムロジックの参考にしてください。
