製品マスタ「製品リスト」

製品マスタの一覧画面です。図番検索と取引先名検索の2条件を組み合わせて絞り込みができます。検索コンボボックスに入力するたびにリストがリアルタイムで絞り込まれる設計です。

H2:製品リスト画面の構成

メインメニューから製品マスタボタンで起動します。2条件での検索・並び替え・詳細表示・新規登録をこの画面から一括して操作できます。

H3:フォームビュー

◆スクショ:製品リストフォーム フォームビュー全体

H3:画面の概要

画面の概要

項目 内容
図番検索 図番で絞り込むコンボボックス。部分一致で検索。図番列のダブルクリックで値が転写される
取引先名検索 取引先名(略称)で絞り込むコンボボックス。部分一致で検索。取引先名列のダブルクリックで値が転写される
再検索ボタン 全検索条件をNullにクリアして全件表示に戻す
リスト(サブフォーム) 図番・品名・コード・取引先名・単価・在庫数・在庫更新日・各課チェックを1行で表示
図番並び替え(▲▼) 図番列のヘッダーに配置。クリックで昇順・降順を切り替え。検索絞り込み後も使用可能
取引先名並び替え(▲▼) 取引先名列のヘッダーに配置。クリックで昇順・降順を切り替え。検索絞り込み後も使用可能
詳細ボタン 選択行の全情報を詳細フォームにポップアップ表示
新規登録ボタン 新規登録フォームを開く。管理者ログイン時のみ使用可能
件数 フッターに常時表示。絞り込み結果と連動して更新
閉じるボタン フォームを閉じる

H2:デザインビューで見る仕組み

フォームの構造とプロパティ設定を確認します。

H3:デザインビュー

◆スクショ:製品リストフォームD デザインビュー全体

H3:デザインビューの概要

デザインビューの概要

項目 設定内容
レコードソース 空欄(非連結フォーム)
検索エリア 図番検索・取引先名検索の2つのコンボボックスを横並びで配置
サブフォーム F10製品リストサブを埋め込み
フォームフッター 件数・新規登録・閉じるボタンを配置

H2:クエリ:Q10製品リストサブの構成

サブフォームのレコードソースになるクエリです。T10製品MとT05取引先Mを取引先コードで結合し、2条件の絞り込みを処理します。各検索条件が空欄のときは全件表示、入力があれば入力値で絞り込まれます。

H3:クエリデザインビュー

◆スクショ:製品リストクエリ1 クエリデザインビュー上部(テーブル結合) ◆スクショ:製品リストクエリ2 クエリデザインビュー下部(フィールド・抽出条件)

H3:クエリの概要

クエリの概要

項目 内容
クエリ名 Q10製品リストサブ
種別 選択クエリ
テーブル T10製品M、T05取引先M
結合 T10製品M.取引先コード = T05取引先M.取引先コード

H3:Q10製品リストサブ フィールド構成

Q10製品リストサブ フィールド構成

フィールド テーブル 並べ替え 抽出条件 内容
図番ID T10製品M
親図番ID T10製品M
図番 T10製品M 昇順 Is Null Or Like “*” & [Forms]![F10製品リスト]![図番検索] & “*” 図番検索と連動。部分一致
品名 T10製品M
取引先コード T10製品M
略称 T05取引先M 昇順 Is Null Or Like “*” & [Forms]![F10製品リスト]![取引先検索] & “*” 取引先名検索と連動。部分一致
単価 T10製品M
在庫数 T10製品M
在庫更新日 T10製品M
成形課〜加工フォーキャスト T10製品M 各課・フォーキャストのYes/No列
ID T10製品M カレント行色変えに使用

H3:2条件同時絞り込みの設計

図番検索と取引先名検索の2条件を同時に機能させる設計です。それぞれの検索コンボボックスの更新後処理に再クエリを設定しているため、1つ入力するたびにリストが即座に絞り込まれます。たとえば取引先名検索で「鈴木製作所」を選んだ上で図番検索に「A」と入力するだけで、その取引先のA含む図番だけに絞り込めます。再検索ボタンを押せば全条件がNullになり全件表示に戻るため、絞り込み解除もワンタッチです。


H2:各コントロールの設定

H3:検索コンボボックス(2条件)

図番検索・取引先名検索の2つのコンボボックスです。1つ入力するたびに再クエリが実行され、リストがリアルタイムで絞り込まれます。2つとも空欄のときは全件表示になります。各検索コンボボックスの更新後処理にM99共通の再クエリサブマクロを設置しています。

マクロの設置場所

項目 内容
フォーム F10製品リスト
コントロール 図番検索・取引先名検索(2つ)
イベント 更新後処理
呼び出し元 M99共通 > サブマクロ:再クエリ

H3:並び替えボタン(▲▼)

図番列・取引先名列のヘッダーにそれぞれ▲▼ボタンを配置しています。▲で昇順、▼で降順に切り替わります。検索で絞り込んだ状態でも並び替えが機能するため、特定取引先で絞り込んだ後に図番順で確認するといった操作がスムーズにできます。並び替えはM99共通マクロに集約しており、他のフォームでも使い回せます。

図番昇順

◆スクショ:製品リストマクロ図番昇順 サブマクロ画面

マクロの概要

処理 内容
並べ替えの設定 並べ替え:[図番] コントロール名:空欄

図番降順

◆スクショ:製品リストマクロ図番降順 サブマクロ画面

マクロの概要

処理 内容
並べ替えの設定 並べ替え:[図番] DESC コントロール名:空欄

取引先名昇順

◆スクショ:製品リストマクロ取引先昇順 サブマクロ画面

マクロの概要

処理 内容
並べ替えの設定 並べ替え:[略称] コントロール名:空欄

取引先名降順

◆スクショ:製品リストマクロ取引先降順 サブマクロ画面

マクロの概要

処理 内容
並べ替えの設定 並べ替え:[略称] DESC コントロール名:空欄

マクロの設置場所(4つ共通)

項目 内容
フォーム F10製品リスト
コントロール ▲▼ボタン(図番・取引先名それぞれ)
イベント クリック時
呼び出し元 M99共通 > サブマクロ:図番昇順/図番降順/取引先名昇順/取引先名降順

H3:ダブルクリック転写(図番・取引先名)

図番列・取引先名列のラベルにはWマークが付いています。リスト上の任意の行で図番または取引先名をダブルクリックすると、その値が対応する検索コンボボックスに転写され、即座に絞り込みが実行されます。

図番転写

◆スクショ:製品リストマクロ図番転写 サブマクロ画面

マクロの概要

ステップ 処理 内容
1 値の代入 サブフォームの図番の値を図番検索コンボボックスに転写
2 コントロールの移動 閉じるボタンにフォーカスを移動
3 再クエリ リストを即座に更新して絞り込みを実行

取引先名転写

◆スクショ:製品リストマクロ取引先転写 サブマクロ画面

マクロの概要

ステップ 処理 内容
1 値の代入 サブフォームの略称の値を取引先名検索コンボボックスに転写
2 コントロールの移動 閉じるボタンにフォーカスを移動
3 再クエリ リストを即座に更新して絞り込みを実行

マクロの設置場所(2つ共通)

項目 内容
フォーム F10製品リストサブ
コントロール 図番・略称
イベント ダブルクリック時
呼び出し元 M10製品 > サブマクロ:図番転写/取引先名転写

H2:地味に便利:ダブルクリックで即絞り込み

リスト上の図番または取引先名をダブルクリックするだけで、その値が検索コンボボックスに転写されてリストが即座に絞り込まれます。

特に威力を発揮するのが取引先名での絞り込みです。「この会社の図番をまとめて確認したい」と思ったとき、検索窓に会社名を入力し直す手間なく、リスト上の取引先名をダブルクリックするだけでその会社の図番だけが一覧表示されます。製品マスタは取引先ごとに管理している図番が多いため、この操作ひとつで作業効率が大きく変わります。

図番検索でも同様に機能します。似た図番が複数ある場合に目当ての行の図番をダブルクリックすれば、その図番だけにピンポイントで絞り込めます。Wマークはこの「ダブルクリックで転写できる列」を示すサインです。

なお転写後はコントロールのフォーカスが閉じるボタンに移動してから再クエリが実行されます。ダブルクリック後にサブフォーム側にフォーカスが残ったまま再クエリが走ると意図しない挙動が起きるため、フォーカスを安全な場所に逃がしてから更新する設計です。

H3:カレント行の色変え

選択中の行の背景色が変わり、どの行を操作しているかが一目でわかります。条件付き書式と行色マクロの組み合わせで実現しています。

◆スクショ:(M99共通 行色マクロ 流用)

マクロの概要

処理 内容
値の代入 IDの値を行色コントロールにコピー。条件付き書式の条件が成立してカレント行の色が変わる

マクロの設置場所

項目 内容
フォーム F10製品リストサブ
コントロール フォーム全体
イベント レコード移動時
呼び出し元 M99共通 > サブマクロ:行色

H3:サブフォームの構成(F10製品リストサブ)

◆リンクカード:サブフォームの作り方(URL未定)

Q10製品リストサブを元にフォームウィザードで作成します。表示項目は図番・品名・コード・取引先名・単価・在庫数・在庫更新日・各課チェックの1行レイアウトです。

主なプロパティ設定

プロパティ 設定値
移動ボタン いいえ
コントロールボックス いいえ
閉じるボタン いいえ
追加の許可 いいえ
レコード移動時 M99共通.行色

詳細部のプロパティ設定

プロパティ 設定値
背景色 背景1, 暗め5%
代替背景色 背景1

各コントロールの共通プロパティ

プロパティ 設定値
高さ 0.6cm
背景色 背景1, 暗め5%
フォント名 メイリオ
フォントサイズ 9
編集ロック はい

H3:詳細ボタン

選択行の全情報を詳細フォームにポップアップ表示します。詳細ボタンのマクロ構成は詳細ページで詳しく解説しています。

◆リンクカード:製品マスタ「詳細」(URL未定)

H3:新規登録ボタン

新規登録フォームをポップアップで開きます。製品マスタの登録・編集は管理者のみ可能な設計のため、新規登録ボタンは通常ログイン時は使用不可(グレーアウト)になっています。管理者でログインした場合のみボタンが有効になり、新規登録フォームを開けます。

フォームビュー(管理者ログイン時)

◆スクショ:製品リストフォーム管理者 管理者ログイン時のフォームビュー

管理者ログイン時は新規登録ボタンが有効になります。この切り替えはメインメニューから製品リストを開くマクロの中で処理されています。

サブマクロ:製品マスタ(メインメニュー)

◆スクショ:製品リストマクロメインメニューから サブマクロ画面

マクロの概要

ステップ 処理 内容
1 フォームを開く F10製品リストをフォームビューで開く
2 If 条件分岐 [Forms]![F00メインメニュー]![権限]=2(管理者)の場合のみ次の処理を実行
3 値の代入 [Forms]![F10製品リスト]![登録].[Enabled] = True → 新規登録ボタンを有効化

マクロの設置場所

項目 内容
フォーム F00メインメニュー
コントロール 製品マスタボタン
イベント クリック時
呼び出し元 M10製品 > サブマクロ:製品マスタ

サブマクロ:新規開く

◆スクショ:製品リストマクロ新規開く サブマクロ画面

マクロの概要

処理 内容
フォームを開く F10製品新規をフォームビューで開く

マクロの設置場所

項目 内容
フォーム F10製品リスト
コントロール 新規登録ボタン
イベント クリック時
呼び出し元 M10製品新規 > サブマクロ:新規開く

◆リンクカード:ログイン・ログアウト設計(URL未定)

H2:地味に便利:管理者だけ登録できる設計

製品マスタは登録・編集を管理者に限定しています。通常ユーザーには新規登録ボタンがグレーアウトされて表示されるため、誤操作による登録を防げます。権限チェックはフォームを開くマクロの中でIf条件分岐として処理されており、メインメニューの権限フィールドの値が2(管理者)のときだけボタンのEnabledをTrueに切り替えます。フォームのプロパティではなくマクロで動的に制御する設計のため、ログイン者によって自動的に操作権限が変わります。

H3:再検索ボタン

2つの検索コンボボックスをNullにクリアして全件表示に戻します。

◆スクショ:製品リストマクロ再検索 サブマクロ画面

マクロの概要

ステップ 処理 内容
1 値の代入 図番検索をNullにクリア
2 値の代入 取引先名検索をNullにクリア
3 再クエリ フォーム内の全クエリを更新して全件表示に戻す

マクロの設置場所

項目 内容
フォーム F10製品リスト
コントロール 再検索ボタン
イベント クリック時
呼び出し元 M10製品 > サブマクロ:再検索

H3:閉じるボタン

◆スクショ:(M99共通 閉じるマクロ 流用)

マクロの設置場所

項目 内容
フォーム F10製品リスト
コントロール 閉じるボタン
イベント クリック時
呼び出し元 M99共通 > サブマクロ:閉じる

◆リンクカード:M99共通マクロの解説(URL未定)


H2:まとめ

製品リストは図番検索と取引先名検索の2条件を組み合わせた絞り込み設計が核になっています。T10製品MとT05取引先Mをクエリで結合することで、コードだけでなく取引先名でも直感的に絞り込めます。ダブルクリック転写・並び替えボタン・管理者制御の3つの設計が組み合わさることで、日常的な参照から管理者による登録作業まで、この画面だけで完結する運用を実現しています。