資材マスタ「設計図」

資材マスタは、原材料・治工具・副資材といった資材品の基本情報と、種別分類・単価履歴を管理するマスタです。T60資材Mを軸に、種別コードをT60資材種別で、ロット別単価・旧単価をT60資材ロット旧単価でそれぞれ分離管理しています。このページでは全体構成と各機能への入口をまとめています。


資材マスタで管理するデータ

資材マスタが扱うデータの範囲です。

管理データ 内容
基本情報 資材名・仕様・取引先・単価・単位・最低発注数量・備考など
種別分類 資材全般・金型/版・治工具・設備全般・副資材・支給品・半製品/完成品・その他の7区分
在庫情報 在庫数・在庫更新日・在庫メモ
単価履歴 ロット別単価・旧単価(同一テーブルでフラグ管理)
有効管理 有効/無効フラグ、棚卸し実施有無

資材マスタのテーブル構成

資材マスタを構成するテーブルは以下の3つです。T60資材Mが親テーブルとなり、種別コードと単価履歴をそれぞれ別テーブルに切り出しています。

資材マスタの関連テーブル一覧

テーブル構成

テーブル名 役割
T60資材M 資材そのものの基本情報(名称・仕様・取引先・在庫・単価等)を保持するメインテーブル
T60資材種別 資材の種別(分類)を管理するコードマスタ
T60資材ロット旧単価 ロット別単価・旧単価の履歴を1テーブルでフラグ管理

資材マスタ「テーブル設計」ページ

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資材マスタは3つのテーブルで構成されています。資材そのものの基本情報を管理するT60資材M、資材の種別を分類するT60資材種別、ロット単位の単価と旧単価を管理するT60資材ロット旧単価です。それぞれの役割と構造を見ていきます。 テーブ[…]


資材マスタの機能一覧

リスト画面から資材を選択して詳細(編集)・新規登録へと展開する構成です。取引先・資材名・種別の3条件で絞り込みができる点が資材マスタ特有の設計です。

資材マスタリストフォーム

機能 概要
資材一覧・検索 取引先・資材名・種別の3条件でリアルタイム絞り込み。詳細ボタンから編集画面に遷移
新規登録 資材の新規追加。取引先選択と同時に同一取引先の登録済み資材を表示し重複登録に気づける設計
編集 資材情報の編集・更新。ロット単価データの有無を開いた瞬間に赤ラベルで知らせる仕組み
ロット別単価・旧単価 ロット別単価と旧単価をT60資材ロット旧単価で共用管理。仕組みは製品マスタと共通のため該当ページで解説

新規登録画面

資材マスタ新規登録ポップアップフォーム

資材マスタ「新規登録」ページ

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編集画面

資材マスタ編集 ポップアップフォーム

資材マスタ「編集」ページ

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ロット別単価登録・旧単価登録

ロット単価 ポップアップフォームビュー

ロット別単価登録解説ページ

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旧単価履歴・登録 ポップアップフォーム

旧単価履歴・登録解説ページ

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設計の共通ルール

資材マスタに限らず、システム全体で共通して採用している設計ルールです。画面の作り方・データの扱い方・操作の制御方法を統一することで、後から見ても・引き継いでも迷わない構造を目指しています。

ルール 内容
非連結フォーム フォームにテーブルを直接紐付けない。DLookup・クエリ経由で安全にデータを読み書きする
一覧画面は閲覧専用 リストから直接データを書き換えない。編集は必ず専用フォームで行う
入力チェック優先 登録・更新ボタン押下時にマクロで未入力・重複をチェックしてからクエリを実行する
マクロのみで制御 すべてのボタン操作はAccessのマクロ機能のみで制御する
コードマスタによる分類管理 種別など変動しやすい分類項目は別テーブルのコードマスタで管理し、並び順を自由に設定できるようにする
単価履歴のフラグ管理 ロット別単価と旧単価という性質の異なるデータを同一テーブルに格納し、フラグで区別することでテーブル数を増やさず柔軟に対応する

まとめ

資材マスタはT60資材Mを軸に、種別分類をT60資材種別、単価履歴をT60資材ロット旧単価に分離した3テーブル構成です。取引先・資材名・種別の3条件検索、取引先選択に連動した重複登録防止、ロット単価有無の自動アナウンスといった資材特有の工夫を備えつつ、非連結フォーム+DLookup+更新クエリという製品マスタ・従業員マスタと共通のパターンを踏襲しています。

 

本サイトではマクロを用いた構築手順を中心に紹介していますが、決してマクロを唯一の正解として推奨しているわけではありません。VBAが扱える環境であれば、より多彩で柔軟なプログラムが組めるVBAでの構築をむしろ推奨したいと考えています。

ここでマクロという選択肢を提示しているのは、VBAにハードルを感じている方への「もう一つの入り口」として、また将来的な後継者への引き継ぎ負荷を抑えるという実務上のメリットを考慮してのことです。設計の考え方の一つとして、状況に合わせて活用してください。