配合表マスタは、製品の配合レシピを配合番号単位で管理するマスタです。T65配合表Mの1テーブルのみで、配合剤・配合量の登録から、現場での使用量に応じた重量計算・印刷、その配合表を使用している製品の逆引きまでを1つの編集画面に集約しています。このページでは全体構成と各機能への入口をまとめています。
配合表マスタで管理するデータ
配合表マスタが扱うデータの範囲です。
| 管理データ | 内容 |
|---|---|
| 基本情報 | 配合番号・原材料名・想定硬度(硬度)・色調・合格ロット番号 |
| 配合構成 | 配合剤1〜10・配合量1〜10・基本配合量 |
| 再利用材情報 | 再練り材・再練りメモ |
| 承認・訂正履歴 | 従業員コード(作成者)・確認者コード・承認者コード・訂正日1〜3・訂正内容1〜3・訂正者1〜3・訂正承認者コード1〜3 |
| 拡張用フィールド | 更新・エクスポート・色見本区分など、将来の機能追加を見込んで先行確保しているフィールド |
配合表マスタのテーブル構成
配合表マスタは他マスタと異なり、テーブル1つだけで完結する構成です。コード管理用のサブテーブルやロット単価テーブルを持たず、配合番号・配合剤・配合量・訂正履歴までをすべてT65配合表Mに集約しています。
テーブル構成
| テーブル名 | 役割 |
|---|---|
| T65配合表M | 配合表の基本情報・配合剤・配合量・訂正履歴・拡張用フィールドをすべて保持する唯一のテーブル |
配合表マスタ「テーブル設計」
配合表マスタはT65配合表Mの1テーブルのみで構成しています。他のマスタのようにコード管理用のサブテーブルやロット単価テーブルを持たず、配合番号・配合剤・配合量・訂正履歴までをすべて1テーブルに集約したシンプルな構成です。 […]
配合表マスタの機能一覧
リスト画面から配合表を選択して詳細(編集)・新規登録へと展開する構成です。編集画面では単なる詳細表示にとどまらず、使用量計算・印刷・使用図番の逆引きまで行える点が配合表マスタ特有の設計です。
F65配合表リスト フォームビュー
| 機能 | 概要 |
|---|---|
| 配合表一覧・検索 | 配合番号・原材料名・色調の3条件でリアルタイム絞り込み。詳細ボタンから編集画面に遷移 |
| 新規登録 | 配合表の新規追加。配合剤1・配合量1のみ必須とした最小限のバリデーション設計 |
| 編集(詳細・使用量計算) | 配合内容の編集に加え、実使用量を入力すると配合剤ごとの使用重量を自動計算 |
| 印刷 | 配合表・使用重量表の2種類の帳票をプレビュー確認後に印刷 |
| 使用図番の逆引き | 該当配合番号を使用している製品の図番を表示し、ワンクリックで製品マスタへ遷移 |
新規登録画面
F65配合表新規 ポップアップフォームビュー
配合表マスタ「新規登録」
配合表マスタの新規登録フォームです。配合番号・原材料名・想定硬度・色調・基本配合量・配合剤1〜10と配合量1〜10・備考・確認者・承認者を入力し、登録ボタンでT65配合表Mに追加します。すべて非連結コントロールで構成し、登録時にDLooku[…]
編集画面
F65配合表編集 フォームビュー
配合表マスタ「編集」
配合表マスタの詳細・編集フォームです。登録済みの配合表を表示するだけでなく、現場での実使用量を入力すると配合剤ごとの使用重量を自動計算し、配合表・使用重量表として印刷できます。また、その配合番号を使用している製品の図番も同一画面から確認でき[…]
設計の共通ルール
配合表マスタに限らず、システム全体で共通して採用している設計ルールです。
| ルール | 内容 |
|---|---|
| 非連結フォーム | フォームにテーブルを直接紐付けない。DLookup・クエリ経由で安全にデータを読み書きする |
| 一覧画面は閲覧専用 | リストから直接データを書き換えない。編集は必ず専用フォームで行う |
| 入力チェック優先 | 登録・更新ボタン押下時にマクロで未入力・重複をチェックしてからクエリを実行する |
| マクロのみで制御 | すべてのボタン操作はAccessのマクロ機能のみで制御する |
| 開くマクロと表示マクロの分離 | 編集フォームを開くマクロとDLookupで転写する表示マクロを分けることで、他ページからの呼び出しにも流用できるようにする |
| 訂正は再登録が前提 | 訂正・修正のたびに新しい配合番号で登録し直す運用のため、訂正履歴は別テーブルに切り出さず同一テーブル内で3件まで保持する |
まとめ
配合表マスタはT65配合表Mの1テーブルだけで完結するシンプルな構成でありながら、配合剤のテキスト保管・必須項目を最小限に絞った登録チェック・基本配合量を基準にした使用量の比例配分計算・製品マスタ側からの図番逆引きなど、現場の運用に即した工夫が随所に盛り込まれています。非連結フォーム+DLookup+更新クエリという他マスタと共通のパターンを踏襲しつつ、配合表マスタならではの「印刷して現場で使う」という利用シーンに寄り添った設計です。
本サイトではマクロを用いた構築手順を中心に紹介していますが、決してマクロを唯一の正解として推奨しているわけではありません。VBAが扱える環境であれば、より多彩で柔軟なプログラムが組めるVBAでの構築をむしろ推奨したいと考えています。
ここでマクロという選択肢を提示しているのは、VBAにハードルを感じている方への「もう一つの入り口」として、また将来的な後継者への引き継ぎ負荷を抑えるという実務上のメリットを考慮してのことです。設計の考え方の一つとして、状況に合わせて活用してください。